cutnovel season2及びカットノベル角川賞授賞式

 

カットノベル角川賞 タイニー・タイニー・ハッピー作者 飛鳥井千砂さん コメント

  受賞者のみなさん、おめでとうございます。
この世界にはこういう映像作品とか、映画とか、いろんなものがありますけど、小説って言葉と物語だけで見せるもので、一番地味なものじゃないかなと私は思っております。
でもその分、読んで下さった方に想像力を無限大に膨らませてもらえるものであってほしい。
また、そういうものを書きたいという思いで私は書いております。
今回この作品を読んで下さった方々が、私の本から想像力を膨らませて頂いて、また、とても大切に作品を作って頂いて。
原稿を書いている時って私の頭の中でしかない物語なんですけど、それがこういったカタチとしてなって現れたという事に、いま本当に感激しております。
こういった機会を私も頂けてとても嬉しく思っております。
今日は本当にありがとうございました。受賞者のみなさん、改めておめでとうございます。

 

カットノベル角川賞 新立翔【タイニー・タイニー・ハッピー】 受賞コメント

 

  タイニー・タイニー・ハッピーは多くのファンがおりますので、映像化する時にすごくプレッシャーだったんです。
で、何回も読み直して、役者さんと打ち合わせしたのをすごく覚えています。
それで一番良い賞を頂いたので、受賞した日は久々に泣いてしまいました。本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。

 

SEASON2 優秀賞 キュープラス【夢十夜】 受賞コメント

 

  こんな賞を頂けるとは全然思わなかったのでとても嬉しいです。
カットノベルという企画がものすごく、魅力的で小説1分間を映像にするというのはアニメーションを作っている者にとっては、こりゃ絶対やらなきゃと思うようなものだったので、それがこうやって賞を頂いて本当に嬉しいです。
これが商売になったら本当に嬉しいなと思っています。ありがとうございました。

 

SEASON2 優秀賞 水井翔【風の又三郎】  受賞コメント

 

  風の又三郎と舞姫という作品を今回出品させて頂きました水井です。
いまは大学院でアニメーションの研究をしていて、アニメーションをその歴史から遡っていろんな技法で製作しています。
風の又三郎を読んだときに、どういう技法がいいのかなと思い、今回はペイントオングラスといって、油絵の具でちょっとずつ消したり書いたりしながら作ってみたんですけど、作品がこういった賞を頂けて嬉しいと重います。ありがとうございました。

 

SEASON2 佳作 そらいろめがね【斜陽】  受賞コメント

 

  このような賞を頂いてすごく嬉しいです。ありがとうございます。
太宰治『斜陽』という50年以上昔に書かれた文章を、いま現在の人々や風景とかの映像を組み合わせたら面白いんじゃないかなっていう、そういう単純な思いつきだけ
で始めて。そこがスタートだったんで、構成とかあまり考えず、行き当たりばったりで。
すごい自由に作って、本当に楽しかったです。
やっぱり映画を作るのは楽しいって改めておもいました。
しかも、こんな賞をもらったので、すごくありがたいです。

 

SEASON2 音楽賞 Acid Sugar Cublic『黒猫』  受賞コメント

 

  はじめまして。Acid Sugar Cublicという名前で今回CUTNOVELの黒猫を作らさせて頂きました。
コレを作ろうと思ったのが、音楽を先に作ってその後映像をつくったという流れだったんですけども、本当に嬉しいなと、ありがたいなと思います。
それと全く他の方の作品ですけども、すごい刺激を受けまして、いろんな方法があるんだなと思いました。ありがとうございました。

 

SEASON2 俳優賞 新立翔【高野聖】  受賞コメント

 

  今回、俳優賞を頂いて嬉しいんですが、俳優さんに助けられた賞かなと思います。
もっと僕が恐らく演出が上手い事出来ていたら、もっと引き立てて、もっと上の賞をとれたんじゃないかと思い悔しいです。

 

 

SEASON2 撮影賞 ヤモリ鍋【植物人間】  受賞コメント

 

  緊張しているので上手くしゃべれないのですが、このような賞を頂いて本当にありがとうございました。

 

SEASON2 最多シェア賞 STUDIO F+【高野聖】  受賞コメント

 

  今回このような賞を頂けるとは全く思っていませんでした。ありがとうございます。
現在、私無職でございまして、仕事探しながら映像製作をずっと続けているという状況が続いております。
映像が好きで、CUTNOVELさんのおかげもありまして、こういうかたちで映像を発表させて頂ける場を頂いた事を本当に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

 

 

選考池上冬樹氏より総評

 

詳しい事は選評に書いたとおりですけども、改めて述べてみたいと思います。
簡単にいってしまうと、一個一個の作品は完成度が高くて非常に面白いです。
でもこれはなぜ面白いのかというと、大体の人が本を読んでいるからなんですね。
本を読んでいる人間にとって、あ、あそこのシーンを撮った、あの台詞を取ったと分かるんですけども、でも本当のカットノベルアワードという趣旨に沿うと、本を読んでいない人間に、どのくらい書店に足を運ばせて、お金を払わせて読んでもらうか、そういった先導相思というかですね、人を掻き立てる、本を読みたい欲望を掻き立てるものにしてほしいです。
そうしないと、いくら自己満足に陥って良い映像を作っていても、書店側としてもこの作家を使ってみようかという気にはならないですね。
少しずつ書店でビデオの装置を置いてカットノベルアワードを放映しようという動きもだんだん出てきましたし、今回の角川書賞のように版権の生きた作品を作っていく方向にしていきたいと思いますので、是非、本を読んでみたい、本を買ってみたいというものに。なおかつ芸術性があって、面白くて。
また、一人か二人くらいユーモアがあってゲラゲラ笑って、読んでみようかという作品があれば。そういったユーモアをもっと取り込んでください。
はっきり言って役者は皆下手です。
下手だからこそ、それを逆手にとって笑わせて、一般の観客、書店にいる人たちにアピールするような作品映像を是非作ってください。
これからも主催者のほうも続けて生きたい所存ですので、本当に新しいジャンルを作るんだという意思をもって、このジャンルのトップランナーになるんだという気持ちでやってください。宜しくお願い致します。

 

角川書店野生時代 編集長 山田氏 コメント

  昨年、池上先生とのつながりでカットノベルの授賞式に出させて頂いて、その後カットノベル事務局との話し合いで、急きょ今年から参加させて頂く事になりました。
急に決まり募集期間が短かったので作品数も十分ではなかったですけど、非常に綺麗な映像と雰囲気を出して頂きました。
良いカットノベル映像が出来たんじゃないかと思っております。
書店さんで展開して行ったりだとか、使わせて頂こうと思っておりますが、まだまだ私どもも不慣れなところがありまして現段階では決まった事はないのですが、来年につなげていけるよう、頑張って行きたいと思います。
この度はおめでとうございます。

 

 

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