幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の短編小説。初出は「現代」[1936(昭和11)年]。挿絵は冨永謙太郎が担当。晩年の作品にあたり、その頃夢野がたびたび執筆していた、反共思想や国粋主義思想を露骨に主張した内容の作品。脳髄に電気吹込みで複雑な文句を記憶させるという医学上の新発見――それを応用した発明「人間レコード」とはいったい?
あらすじ
幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の短編小説。初出は「現代」[1936(昭和11)年]。挿絵は冨永謙太郎が担当。晩年の作品にあたり、その頃夢野がたびたび執筆していた、反共思想や国粋主義思想を露骨に主張した内容の作品。脳髄に電気吹込みで複雑な文句を記憶させるという医学上の新発見――それを応用した発明「人間レコード」とはいったい?