過去の受賞者コメントはこちら( season1 , season2及びカットノベル角川賞 )
制作を終えてCUTNOVELはとても挑戦し甲斐のあるものだという感想を強く持ちました。
60秒でどう表現しようか「蜜柑」という小説と睨めっこし、映像の構成、割り方、サイズ、演出、沢山悩むことがありました。が、同時にその悩みは、楽しくて良質な経験でした。それが少しでも作品に反映していれば幸いです。
最後に、僕の撮りたい!というわがままに付き合ってくれたみなさん、ありがとうございましたッ。
まさか優秀賞をいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。ありがとうございます。
UTworksとして初めて外部に出して挑戦してみようと思ったのがきっかけでこの作品を作りました。
人間失格を選んだのは、二人共好きだったからです。
役者さんのツテがなかったので、人間を写さず風景描写で作品の良さを出そうと試みました。また、太宰治の文章表現自体に強く惹かれたところもあったので、それをどう表現しようかと悩んだ結果ああいう形になりました。
選評、大変参考になりました。今後の制作の糧にしたいと思います。
佳作に選んで頂き嬉しく思うとともに課題もまだまだ残ります。
古典文学と現代の読者を結ぶ失われたコードを求めて、これからもカットノベルを制作していきたいと思います。
ありがとうございました。