カットノベルシーズン3開催中!今回カットノベル事務局は、吉川英治作品を推奨致します
吉川英治について
代表作 『鳴門秘帖』
『宮本武蔵』
『三国志』
『私本太平記』
小学校を中退し、職を転々としながら苦難の生活を送っていた。「何百万という読者は、それ自体即”大智識(ちしき)”であると思う」と『随筆 私本太平記』にも書されている通り、常に読者本位なその姿勢は、その生い立ちによるものだろう。
彼の代表作『宮本武蔵』。武蔵の忍耐強さは、当時戦時下にあった国民に大きな勇気を与えた。また、その自由な解釈から生まれた『新・平家物語』や『三国志』は、古典に新たな風を吹き込んでいる。
『新・平家物語』を随筆の頃に暮らした東京・青梅には、吉川英治記念館・草思堂がある。
生原稿や初版本、愛用のペンなどが展示されているほか、彼が書をしたためた書斎も再現されている。没後50年が経過した今、もう一度彼の作品に染まってみてはいかがだろうか。